「九条の会・わかやま」 546号 発行(2026年05月26日付)

 546号が5月26日付で発行されました。1面は、憲法大集会に5万人 若者や女性の姿目立つ 高市政権に危機感「改憲で戦争に加担する動きを見せている」、憲法を真ん中に確かな共同を 「We Love 憲法、~五月の風に~」 開催、九条噺、2面は、「ハッピーバースデー憲法」(続報)全国にも紹介されました、みなべ「九条の会」164回目のピースアピール  です。
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[本文から]

憲法大集会に5万人、若者や女性の姿目立つ
高市政権に危機感「改憲で戦争に加担する動きを見せている」




 憲法記念日の5月3日、高市政権の改憲の動きに反対する「2026憲法大集会」が、東京都江東区の東京臨海広域防災公園(有明防災公園)で開かれた。参加者には若い世代や女性の姿も目立ち、思い思いのプラカードや旗を掲げて「憲法守れ」「戦争反対」などとアピールした。
 市民団体でつくる実行委員会が主催し、主催者発表で5万人の参加者たちは「STOP改憲・軍拡」「NO WAR」などと書いたプラカードを手に、「主権者は私たち」と声を上げた。改憲発議阻止や、敵基地攻撃能力の保有撤回などを求める大会スローガンを確認した後、二手に分かれてパレードした。
 会場では音楽ライブなどの催しも。トークイベントでは会社員の海野サリーさん(29)が、大型連休中、JR山手線の各駅で改憲反対を訴える行動「山手線一斉スタンディング」への参加を呼びかけた。
 市民団体「憲法共同センター」の秋山正臣共同代表は防衛増税や事実上無制限の武器輸出解禁に触れ、「第2次大戦での過ちを繰り返そうとしている」と危惧。「過去にも改憲を許さなかったのは市民運動があったから。特に9条改憲を許さない一点で共闘を強めることが、戦争をさせないことにつながる」と呼びかけた。
 「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の佐々木寛共同代表は「政府は社会の行き詰まりから国民の目をそらし、改憲議論へ結び付けていくと思うが、だまされてはいけない」と指摘。ペンライト運動などの広がりを「多様な市民が街で声を上げ、戦争に向かう政府や企業に立ちふさがっている。真の民主主義の姿だ」とした。
 この日は全国各地でも同様のデモや集会があった。実行委員の藤田高景さん(77)は「若い人や女性が急激に増えてきた。今の政治はおかしいと感じているのだと思う」と話した。
(東京新聞5月3日付)



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憲法を真ん中に確かな共同を
「We Love 憲法、~五月の風に~」開催




 5月16日、和歌山市プラザホープで開催された「WeLove憲法」集会で、冨田宏治氏(関西学院大学法学部教授)は、「『岩盤保守層』の跋扈と高市政権の暴走 憲法を真ん中に確かな共同を」と題した講演で次のような内容を話されました。
 高市早苗氏の首相就任と解散総選挙での自民党圧勝という雪崩を起こした主な力は、サナエ人気ではなく岩盤保守層だった。彼らは気まぐれで日々ヒーローを取り換え、次々と新しい敵にネット攻撃を仕掛ける。安倍元首相の連続勝利はこの「保守層」を掴んだからだ。実際に測定することは困難だが1千万人ほどいて、ネトウヨ4割と宗教右派(日本会議、統一教会)等からなり、自民党の議員・秘書・党員などに一定割合を占める。結束するイシュー(課題)は「伝統的家族・改憲・男系男子天皇・外国人排斥・反緊縮」だ。
 高市氏のアキレス腱は「裏金・統一教会・靖国参拝・歴史認識・排外主義」などがある。信条を貫けば、公明党の連立離脱、連合の反発で国民民主との連立困難、韓国や中国の反発で国際的孤立といった結果を招き、信条を封印すれば岩盤保守を裏切るというジレンマを抱えている。
 高市自民党新総裁が国会議席不足のため首相になれない恐れもあった時、維新が救って「連立政権合意書」が取り交わされ、高市氏が首相に指名された。合意内容は悪政オンパレードで、「医療費削減、9条改憲、緊急事態条項、皇室典範改正、通称使用法制化、国章毀損罪、安保3文書改定、長射程ミサイル、原子力潜水艦、スパイ防止法、原発再稼働、外国人対策、副首都構想、議員定数削減」等々の岩盤保守が望む項目だ。
 高市政権は発足時もその後も高い支持率を続けている。支持のベースには日本の貧困化がある。高学費・非正規・低賃金に苦しむ10代・20代・30代の若年層や、就職氷河期で苦しんだ40代・50代のロスジェネ世代が、苦しいのは自己責任ではなく「誰かのせい」と考え始めた。「手取りを増やす、若者を潰すな、尊厳死の法制化」の国民民主が伸び、外国人のせいで職がないとするロスジェネが「日本人ファースト」の参政党を応援した。こうした声を糾合し、SNSの短い動画で「強い日本」「変える」と分かりやすく断言し、親しみやすさも織り交ぜつつ大量に配信する高市氏が支持を集め首相になった。
 しかし、発足して時が経つにつれて高市政権の問題が見えてきた。自ら招いた中国のレアアース規制が日本の製造業に深刻な打撃を与え、物価高対策も消費税ゼロも進まず、原油輸入不安・ナフサ不足の危機にある。
 いま9条を守るには、岩盤保守を抑え込み高市政権を潰すことが先決。戦略として個人的に「天下三分の計(極右・中道・左派)」を考える。極右が多数だが、中道もがんばり、左派は小さくても主張し続けるということ。ペンライトデモのうねり、清瀬市長選の勝利もある。極右との闘いは欧州に学べ。若者や市民との徹底した対話で。
 講演を通して、岩盤保守の正体と働きを詳しく知ることができ、9条を守るには対話が必要だと思いました。(柏原)

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【九条噺】

 ネットを見ていたら『ホルムズ海峡冬景色』が出ていた▼これは何だと調べてみたら、清水ミチコさんが、石川さゆりさんの名曲『津軽海峡・冬景色』をベースに作った替え歌だった▼〝モノマネ女王〟と言われる清水さんだが、26年3月17日に第76回芸術選奨文部科学大臣賞の大衆芸能部門を受賞している。替え歌などでは相当の実力者ということだろう▼その『ホルムズ海峡冬景色』の一番の歌詞は、「UAE発の運搬船浮遊したまま/アラブの海域荒れ模様/石油運ぶ船の群れは誰も無口で/トランプだけにキレている/おまえが一人連絡船に乗れ/舵を取って責任とってイランことするな/ああホルムズ海峡浮遊景色」というものだ。本当に傑作で大拍手をしたくなる。凝っているところもあり、冒頭の「UAE発」の発音は「ユーエイイーハツ」ではなく『津軽海峡…』の「上野発」に合わせて「ウエイハツ」だ。この歌が、国会前の緊急アクションの場などで歌われたら、アクションは一層大きく盛り上がるに違いない▼折角だから、二番の歌詞も紹介したい(三番もあるが紙面スペースの関係で省略)。「原油高騰止まらぬまま値札を見つめ/家計の海域荒れ模様/ガソリン入れる人の群れは誰も無口で/給油のたびに震えてる/『脱炭素だ』と誰かが叫んでも/無理を言ってサウジに寄って増産を願う/ああホルムズ海峡冬景色」▼運動を盛り上げるには、こういう方法もあったのかと納得だった。(南)

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「ハッピーバースデー憲法」(続報)
全国にも紹介されました

 「HAPPY BIRTHDAY 憲法」が3日㊐午前10時〜午後3時、和歌山城西の丸広場で開催されました。実行委員会芝野友樹弁護士が「79回目の憲法記念日です。日本国憲法を知る機会にしてください」とあいさつ。





 高校生のバンド演奏や朝鮮学校生の民族楽器演奏、和歌山市を中心に活動する踊りチーム「紀道」の創作ダンスに大きな拍手が送られました。けん玉体験、プラ板作り、風船配布のほか、ステージでは高校生バンドやエイサーなどの演奏が披露される。飲食・販売ブースやキッチンカーも。子ども向けのお菓子まきで盛り上がりました。







 和歌山大空襲を体験した山本喜美子さん(95)作の紙芝居で、空襲で火の海になり、真っ黒に焼かれた人が転がっていたことが語られると、子どもたちは険しい表情。紙芝居を読んだ池田香弥さん(74)は、「施設で暮らしている山本さんは武器輸出解禁にビックリして、嘆いています。戦争しない国を約束しました。かわいい子どもたちは平和の中で暮らしてほしい」と語りました。



 子供と参加した季美恵さん(43)は原爆を落された日本は武器を持たないと決めた9条を守り話し合いで米国の暴走を止めてほしい」と話しました。
(憲法しんぶん速報版5月14日号)

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みなべ「九条の会」164回目のピースアピール



 5月9日、10時から東吉田交差点で164回目のピースアピールを実施しました。参加した会員が代わりながらアピールしました。  また、この日は、「私たちは憲法9条を生かし、力の支配ではなく、対話での平和解決を求める国際社会が大切だと考えます。憲法を変え、国民の権利を奪い、戦争する国になりたくありません。『憲法9条改悪に反対する請願署名』へのご協力をお願いします」と、中央の九条の会などが提起した「憲法9条改悪に反対する請願署名」を用意し、署名への協力も訴えました。(周辺店舗の敷地内での活動許可を取っておらず10筆程度しか集まりませんでしたが)。  6月は、みなべ町では梅の収穫で忙しくなり、町議会も休会となるので、ピースアピールも6月は中止。次回のピースアピールは7月の予定です。(会の井戸保さんより)

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(2026年05月24日入力)
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